なごみます [伊豆のミニ・ミュージアム]
今日は、
伊豆テディベア・ミュージアム
をご紹介します。
いらっしゃいませー。
ここの、いちばんの目玉は──
▼このテディガール(愛称)です。
ドイツのシュタイフ社が、そのごく初期(1904年)に生産したもののうち、現存する数少ない一体です。
つまり、100歳ということですか。
でも、まだまだツヤツヤして、きれいです。
彼女はずっと、テディベア・コレクターとして知られる故ボブ・ヘンダーソン英国陸軍大佐とともに過ごしてきました。
もともとはヘンダーソン大佐のお兄さんに、誕生祝いとして贈られたものだったのですが、大佐があまりにも可愛がるので、お兄さんが譲ってくれたのだそうです。
大佐は、彼女を肌身離さず連れ歩き、なんと、ノルマンディ上陸にも同行させたとのこと。
う〜む、そこまでするかい……
日本軍だと、絶対ありえないことですよね。
そういえば、映画『史上最大の作戦』でも、英国軍の頑固なマイペースぶりが描かれていましたよね。誇張されているとはいえ……
その後、陸軍を退役した彼は、『こころの支えを必要としている人々にテディベアを贈る運動 =Good Bear of the World』に共鳴し、その英国支部を設立。また「テディベアの日=グッドベア・デー」(10月27日)の制定を推進しました。
恵まれない人々にテディベアを贈る運動も推進し、多くの人がそのぬくもりによって心を癒されたということです。
そんな彼のかたわらに寄り添っていたテディガールに、ご近所で出会えるとは、ちょっと感激!
ただ、彼女は、テディベア文化振興のアンバサダーとしての出張で、ときどき留守にすることがあるそうです。
<つづく> →http://blog.so-net.ne.jp/jamelt/2005-09-19の記事へ