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西伊豆へ 4──トンボロ現象 [伊豆を歩く]

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▲8時頃
この日は大潮ということで、潮の干満の差が大きいので、珍しいトンボロ現象を見ることができます。
朝食を食べ終わるころには──

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▲9時半頃
三四郎島と陸地との間に、「瀬浜」と呼ばれる石の橋が現れました。
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この看板の脇から、かなり急な階段と坂道を下ります。
西伊豆町のホームページによると、この三四郎島にはある悲恋の伝説があるということです──

「伊豆の三四郎」という源氏の若武者が、平氏の目を逃れてこの島に隠れ住んでいました。
三四郎に恋心を抱く、豪族・瀬尾行信の娘・小雪は、この海の道を渡って数時間の逢瀬を楽しんでいたということです。
治承4年、源氏再興の兵を挙げる頼朝の書状が、行信の元に届きます。
小雪は、その書状を抱いて三四郎の許へと急ぎますが、折悪しく上げ潮で、この道は現れていません。
無理を承知で島へ渡ろうとした小雪でしたが、容赦ない怒濤に飲み込まれてしまったのでした……

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▲10時半頃
そんな小雪さんに思いを馳せつつ、歩いて渡ります。
足元はごろごろした石ですし、濡れているところは滑るので注意が必要です。
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三四郎は、こんな洞窟に隠れ住んでいたのでしょうか?
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このあたりの海岸には、潮に浸食されてできた多くの洞窟があり、それを巡る遊覧船もあります。
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見飽きることのない、素晴らしい海岸線です。
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▲11時20分頃
往復してもどるころには、幅30メートル以上に広がっていました。

またゆっくり訪れて、シュノーケリングをしてみたいところです。
といっても、海女さんの姿がたくさん見えましたから、ここでは無理かな?
私は別に貝など採ろうというわけではないのですが、密漁する不埒なやからも多いので、禁止されていることが多いのです。
うち(伊東)のほうでもそうですが、アワビやサザエなどは、漁協が稚貝を放流していますしね。

水がきれいなので、海水浴場でも十分楽しめそう。




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