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外来──ということ [そこにある自然]

「外来」という言葉は、医療関係ではごく一般的に使われています。
とくに悪いニュアンスはありません。
でも、後ろに「生物」と付くと、近年においては<好ましからざるもの>と受け取られてしまいますよね。
先だっての記事日向水木の咲くころにxiaoさんからいただいたコメントに、
「ミノムシを昔ほど見かけなくなった」
という一節があったので、ネットで調べたところ、ミノムシを駆除するために持ち込まれたオオミノガヤドリバエが増えたおかげで、ミノムシの親たるオオミノガが激減しているため、とありました。
まあ、ミノムシも樹木にとっては敵であるわけですが、こうして絶滅していった固有種はどれほどいるのか……

そして、うちの近辺でも、この外来生物が闊歩しています。
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そう、タイワンリス
伊豆にも、ニホンリスがいたらしいのですが、すっかり駆逐されてしまいました。
旺盛な食欲で樹木の皮も食べるので、立ち枯れする木が後を絶たず、大問題になっています。
彼らに罪はないというと極論ですが、彼らより罪深いのが、人間だということは間違いないでしょうね。


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