薔薇の名前 [そこにある自然]
昔からですが、どうも植物の名前が覚えられなくて困ります。
このブログで花を取り上げる機会が多いので、だいぶマシにはなってきたのですが、ちょっと気をゆるめると忘れてしまっています。
たとえば、毎年そこらじゅうで見られる野草の──
とか、
とか……
なんとも可愛く、みごとな造形だと思うのですが、パッと名前が出てきません。
(たぶん、上がムラサキカタバミで、下はフウロの仲間だと思いますが)
それどころか、自分で植えて毎年咲いてくれるバラの名前さえ忘れるのですから、頭のネジが足りないのかも?
たとえば──
この上品なバラ。なんだったっけなあ?
ネットの「バラの花図鑑」で見ると、プリンセス・ドゥ・モナコに似ているようにも思えるのですが、確証はなし。
これは、ミニバラなのですが、手がかりなし。
最近になって、ようやく名札を立てるという知恵が働くようになった次第ですσ(^_^;)
そういえば、1987年に公開された『薔薇の名前』というショーン・コネリー主演のゴシック・ムービーがありました。
このタイトルが象徴するものは、キリスト教に深く根ざしていて簡単に説明できるようなものではないのですが、映画は重厚でありながら難解すぎもせず、余韻の残るいい作品で、いまも印象に残っています。
で、いまうちで咲いているもののうち判明した「薔薇の名前」は──
▲ピエール・ドゥ・ロンサール
▲サンライト・ロマンティカ
▲ニュー・マドンナ
▲キューピッド・イン・ザ・ガーデン
▲オレンジ・メイアンディナ
にぎやかになってまいりました! [そこにある自然]
うちの庭も……
▲梅のようですが、プルーンです。
毎年実はなるんですが、熟すまでにほとんどが落ちてしまいます。
袋がけしなきゃダメなのかな?
▲イカリソウ
▲クサイチゴ
おいしい実がなります。
▲ヘビイチゴ
こちらの実は味気ないです。
▲モミジイチゴ
実はすごくおいしいらしいんですが、残念ながらまだなってくれません。
トゲがすごいので要注意!
上のイチゴ3種は、もちろん植えたものではなく自然に生えてきたものです。
▼そして、まだ咲いてくれているクリスマスローズ。
にぎやかになったということは、草取りに精を出さなくてはならないということでもあります。
しかし、毎年、勢いに負けて放棄してしまいます。
今年はまめにやらないとな……
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ヒオウギ開花 [そこにある自然]
開く直前のネジネジが、おもしろいですねえ。
ここから、どのように開いていくのか、微速度撮影で見てみたいところです。
「檜扇」の名前の由来は、下の写真のように、葉の生えかたが檜の板で作った扇に似ているからということのようです。
ところが、どういうわけか私は、「緋扇」だと思い込んでいました。
花の色から、「緋色の扇」と連想したんでしょうが、相変わらず勝手な思い込みをするクセは治ってないようです。
やれやれ……
ちなみに、いまうちの近所の道ばたには、「姫檜扇水仙」(モントブレチア)が、いっぱい咲いていますが、
この花に関しても、とんだ思い違いをしていたんでした。
<関連記事>「おなじ赤でも」(ブログを始めて半年くらいのころ、2005年7月の記事です)
閑話休題。
次の記事では、ふたたび、西伊豆の旅のレポートに戻ります。
いよいよ、珍しい「トンボロ現象」です!
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タグ:ヒオウギ
飛ぶ花粉(追記あり) [そこにある自然]
画面でおわかりいただけるかどうか……
花粉が飛んでいるのが写っています。
クリックすると拡大表示されますので、そちらで見ていただいたほうがいいかもしれません。
私も肉眼では見えておらず、パソコンに取り込んで、初めて気付きました。
花は、アカメガシワ(赤芽柏/トウダイグサ科)の雄花です。雌雄異種なので、雄株ということになります。
石垣の間から自然に生えてきて、けっこうな大木になったものですが、落葉樹で、夏は日よけになり秋にはきれいに黄葉するので、「まあいいか」という感じで放ってあります。
生命力旺盛すぎるためやっかいもの扱いされるようですが、幹は建築材として、樹皮は薬用、葉及び種子は染料として用いられていたようです。
いい蜜を出すらしく、この時期にはいろんな虫たちが集まります。
なかでも、ミツバチが来てくれるのはうれしいですね。
雄しべを抱え込んでいます。
さて、このところ、すっかり更新をさぼってしまい、失礼しました。
身辺もすこし落ち着いたので、またボチボチとやっていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
サボっている間に、あのモズの子がとまっていたビワの木には実がなり──
▲これはホオジロですが、ビワの実は食べないようです。
ガクアジサイも咲く季節になっていました。
<追記>
うちのアカメガシワは雄株ですが、千鳥屋さんのブログの「頭のてっぺんに毛が三本」という記事に、雌株と実の写真があります。
なかなか目にすることのないものなので、ぜひご覧ください。
外来──ということ [そこにある自然]
「外来」という言葉は、医療関係ではごく一般的に使われています。
とくに悪いニュアンスはありません。
でも、後ろに「生物」と付くと、近年においては<好ましからざるもの>と受け取られてしまいますよね。
先だっての記事「日向水木の咲くころ」にxiaoさんからいただいたコメントに、
「ミノムシを昔ほど見かけなくなった」
という一節があったので、ネットで調べたところ、ミノムシを駆除するために持ち込まれたオオミノガヤドリバエが増えたおかげで、ミノムシの親たるオオミノガが激減しているため、とありました。
まあ、ミノムシも樹木にとっては敵であるわけですが、こうして絶滅していった固有種はどれほどいるのか……
そして、うちの近辺でも、この外来生物が闊歩しています。
そう、タイワンリス!
伊豆にも、ニホンリスがいたらしいのですが、すっかり駆逐されてしまいました。
旺盛な食欲で樹木の皮も食べるので、立ち枯れする木が後を絶たず、大問題になっています。
彼らに罪はないというと極論ですが、彼らより罪深いのが、人間だということは間違いないでしょうね。
日向水木の咲くころ [そこにある自然]
色の移ろい──クリスマスローズ [そこにある自然]
今年は咲かないのかな? と思っていたクリスマスローズですが、なんと古い葉の陰に小さな蕾が!
もっと早く気付いて古い葉をとってやればよかったのですが、それでもなんとか、咲いてくれました。
ほったらかしなのに、健気なものです。
最初は、上のように白かったのですが、1週間もたつと──
このように、ほんのりピンクに。
そろそろ、終わりそうです。
▼こちらは、今年植えたクリスマスローズ
雰囲気がまったくちがいますが、八重もいいものですね。
実は、これを植えたあたりには、以前別のクリスマスローズがあったのですが、枯らしてしまいました。
遺志を継いで、頑張ってほしい!
ていうか、「おまえが頑張れよ」と言われそう……
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「荒れ庭の花たちのフォトリスト」で、以前アップした写真もご覧いただけます。