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もうひとり自分がいたら [映画・TV]

……一緒に旅をしたい。

先日観た映画『NINE』の冒頭に出てくる、主人公の言葉です(うろ覚えですが)。
いいですねえ!
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まずゴージャスなオープニングに引き込まれ、エンディングまで観客をとらえて離さない見事な映画ですが、真骨頂は随所にちりばめられた「しみる言葉」。
それもそのはず、脚本が『イングリッシュ・ペイシェント』の監督アンソニー・ミンゲラ。
2008年に54歳で亡くなったので、これが最期の脚本ということになります。

もうひとりの自分と旅をする。
私も、30年前のこいつと、また木曽路でも歩いてみたいなあ。
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『NINE』では、「イタリア人は、明日はないものとして今日を生きる」というような言葉も出てきましたが、これもいいなあ。
できればね。
シドニー・ポワチエ主演の『野のユリ』にも「明日のことを思いわずらうな……」という聖書の一節が出てきたような記憶がありますが、意味合いは違うんでしょうね。





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